- クルマなし・日帰りで行ける山をお探しの方
- 登山に慣れた体力のある方
- 東京近郊にお住まいの方
今回は東京から日帰りで行ける、北アルプスの針ノ木岳をご紹介します。
登山慣れした体力のある方向けです。
1泊2日の方がゆっくり楽しめますが、日帰りだと荷物が少なくてラクなんですよね。
テントは不要、天気も2日間気にしなくてすむので気軽に行けます。
針ノ木岳について
- 新宿から夜行バスで行ける
- 空気&景色がキレイ
- 帰りのバスを考えて8時間以内に下山
北アルプス中央部にある針ノ木岳は標高2,821m。
長野県大町市と富山県中新川郡立山町にまたがる山です。
頂上からはアルプスの山々と黒部湖を眺めることができます。
標高は高いですが、特別な難所はなく登りやすいです。(雪の時期を除く)
アクセス
針ノ木岳は東京の新宿から約200km(直線距離)のところにあります。
針ノ木岳の登山口がある「扇沢」まで、新宿から夜行バスが出ています。
バスの乗車時間は行きで6時間15分ほど。
行き 新宿駅西口(23:15発)~扇沢(5:32着)
帰り 扇沢(16:10)~バスタ新宿(21:11着)
帰りは約5時間。
下山後に温泉に入る場合、扇沢~大町温泉郷までバスが出ています。
そこからの帰りのバスは
大町温泉郷(16:25発)~バスタ新宿(21:11着)
に乗ります。
バスの予約は「WILLER」か「高速バスドットコム」が便利です。
予約は1か月前から可能。
WILLERで「東京~長野・安曇野」で検索すると、以下の路線が出てきます。
同じ白馬方面でも扇沢に停まらない路線もあるのでご注意を。
バス乗り場(新宿西口)
扇沢
扇沢のバス到着場所。
奥に見えるのが扇沢レストハウスです。
登山シーズン
人気なのは「針ノ木大雪渓」を歩く7~9月。
日本三大雪渓の1つになっています。
その時期はアイゼンが必要になります。
軽装備で行くなら、雪がない9月下旬~10月上旬がおすすめです。
コースタイム
往路: 約6km、3時間59分
扇沢(5:56)~針ノ木小屋(8:33)~山頂(9:45)~休憩(9:55)
復路: 約6km、2時間48分
山頂(9:55)~針ノ木小屋(10:30)~扇沢(12:43)
合計:約12km、6時間47分
山頂の休憩は10分くらいと短めです。
日帰り温泉にも行くなら長い休憩は取りづらいところ。
下山後、扇沢から大町温泉郷まではバスで約11km、20分かかります。
「湯けむり屋敷 薬師の湯」で温泉に入れます。
必要な物
- リュック(25~30L程度)
- 登山靴
- 着替え
- 携行食(チョコなど)
- 水
- タオル
- 雨具
- 防寒着
- 登山計画書
10月上旬の山頂で気温は5℃前後。
防寒着が入る少し大きめのリュックを持って行った方が良いです。
山頂での休憩は冷えることもあるので、フリースとダウンジャケットを持っていくと安心。
天気の急変にそなえて雨具(カッパ)は忘れずに。
登山計画書はWeb提出が便利です。
針ノ木岳 登山道
扇沢バス降り場から登山口に向かうところ。
バスで行っても早朝に扇沢に着きます。
朝6時から登れるので時間は十分にあります。
登山道入り口。
ここでも登山計画書の提出ができます。
ただ、Webで提出した方がラクですね。
登山道入り口から数百m歩いたところ。
朝日で山が赤く染まりキレイです。
7月~9月はここが雪渓となっています。
10月上旬は雪もなく、アイゼンは不要でした。
扇沢から頂上までは約4時間。
高低差は約1,400m。
標高が高いとやっぱり眺めが良いです。
山頂からは黒部湖を眺めることができます。
こちらは高瀬ダム。
高瀬ダムからは烏帽子岳に登るルートがあるようですね。
下山後は扇沢レストハウスのダムカレーが美味しいですよ。
登山はかなりエネルギーを使います。
今回の針ノ木岳では、ざっと3,200kcalくらい消費してました。
疲れた後に食べるカレーは最高です。
最後に
登山はクルマで行って登るのも楽しいですが、高速バスで寝てる間に着くのもラクで良いですね。
帰りのバスには乗り遅れないようにご注意を。
週末は空気も景色も良い針ノ木岳へぜひ行ってみて下さい。
リフレッシュできますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。