- 海外旅行によく行かれる方
- 海外にお住まいの方
海外旅行での両替については、海外送金サービスの「Wise(ワイズ)」を以前ご紹介しましたが、行き先の国によってはさらにお得な方法で両替できます。
それが「Revolut(レボリュート)」。
両替の時間帯や通貨に限定はあるものの、手数料無料で両替ができます。
これからの海外旅行では、空港や両替所で両替するのは手数料も時間ももったいないですね。
Revolut(レボリュート)が使える国に行くなら持っておくと損せずにすみます。
海外旅行だけでなく海外サイトのネットショッピングにも使えますよ。
>>> Revolut公式サイト
Wise(ワイズ)についてはこちらをどうぞ。
目次
空港や両替所の手数料は高い
海外に行けば現地通貨が必要になりますが、そこでかかる両替の手数料。
特に空港での両替は2~3%の手数料と割高です。
現地で為替レートが安いところを探せばありますが、それでも1%以上の手数料はかかりますし、探すのも手間です。
ATMでクレジットカードのキャッシングを使ったとしても1.6~2.2%の手数料。
両替だけなのに手数料がかかってしまうのはもったいなく感じますよね。
ざっくりですが、手数料の低い順で並べると以下のようになります。
Revolut < 海外の銀行・両替所 < 海外の空港 < 日本の空港
Revolut(レボリュート)とは?
両替手数料をなくせるのがRevolut(レボリュート)。
Revolutは2015年から始まったイギリス発の国際送金サービスです。
アプリを使って両替や海外送金ができます。
日本へのサービス提供は2020年から始まり、世界の利用者数は2,500万人以上。
Revolutの良さは手数料無料で両替できること。
旅行好きや海外在住者の間では知られているものの、日本ではまだ知る人ぞ知るサービスです。
海外送金サービスのWise(ワイズ)と同じようにアプリ内で両替できるためカンタン。
手数料が無料という点ではWiseより優れています。
ただ、両替する時間帯や通貨によっては手数料がかかるのでWiseとうまく使い分けると良いですね。
Revolutのメリット
- 23通貨の両替が750,000円/月まで手数料無料
- 海外ATMで現金引き出し可。25,000円/月まで手数料無料
- キャッシュバックキャンペーンがある
両替手数料が無料
Revolutには3つのプランがあり、無料プランのスタンダード会員でも
「750,000円/月まで両替手数料が無料」です。
海外旅行での利用ならスタンダード会員から始めれば十分。
有料プランは両替やATM引き出し額が多い方向けです。
月額利用料
- スタンダード会員 0円
- プレミアム会員 980円/月
- メタル会員 1,800円/月
両替できる通貨は以下の通り29通貨です。
(シルバー、ゴールドを含めず29通貨)
AED, AUD, BGN, CAD, CHF, CZK, DKK, EUR, GBP, HKD, HUF, ILS, ISK, JPY, MAD, MXN, NOK, NZD, PLN, QAR, RON, RSD, SAR, SEK, SGD, THB, TRY, USD, ZAR.
両替の時間帯や通貨によっては手数料がかかるため注意が必要です。
(以下デメリットの項目でご説明)
海外ATMで現金を引き出せる
Revolutアプリ内にチャージしたお金はデビットカードで海外ATMから引出せます。
無料プランのスタンダード会員では、25,000円分までの引き出し手数料が無料。
ですが、25,000円以上の引き出しには手数料2%がかかるため注意が必要です。
また、Revolutの手数料は無料でもATMの銀行手数料がかかる場合があります。
例えばタイのATMでは220バーツ(約800円)の手数料がかかります。
現金を使うのは最低限にして、デビットカードでの支払いを優先すると良いですね。
Revolutのデビットカードは無料で発行できます。
発行から届くまでには14日ほどかかるので、海外に行く前に準備が必要です。
実物のカードの他に、1回1回使い捨てのバーチャルカードもあります。
キャッシュバックキャンペーンがある
両替やATM手数料の無料に比べるとメリットは小さめですが、アプリを開くとキャッシュバックキャンペーンが表示されます。
キャンペーンはいくつかあり、旅行関係だとExpedia(エクスペディア)。
Revolut経由でExpediaのサイトからホテルを予約すると4%のキャッシュバックがあります。
ポイント還元でなく、キャッシュバックのため使い道が広がります。
Revolutのデメリット
- 両替の時間帯や通貨によって手数料がかかる
- 取り扱っている通貨は29種類と少なめ
両替の時間帯や通貨によって手数料がかかる
- 為替市場の営業時間外に両替すると1%の手数料
- ニューヨーク時間:金曜 17:00 ~ 日曜 18:00
- 日本時間:土曜 7:00 ~ 月曜 8:00
- タイバーツ(THB)の両替は時間関係なく1%の手数料
手数料についてRevolutホームページに次の記載があります。
為替市場営業時間外とは、金曜日17:00ニューヨーク時間から日曜日の18:00ニューヨーク時間をいいます。
為替市場の営業時間外に実行されるすべての法定通貨の両替・交換には、1.0%の料金が追加されます。
為替市場の営業時間外は日本時間にすると土曜 7:00~ 月曜 8:00。
この間で両替すると1%の手数料がかかります。
また、タイの通貨「タイバーツ(THB)」は営業時間に関係なく1%の手数料がかかります。
タイバーツを時間外に両替すると+1%されて計2%の手数料になります。
両替できる通貨は29種類と少なめ
2022時点で両替できる通貨は29種類と少なめ。今後は拡大されるかもしれません。
両替ではなく海外口座に国際送金する場合にはより多種類の通貨が利用できます。
なお、マレーシア通貨のリンギットも両替には対応していません。
(マレーシア銀行口座への送金は可能です。銀行口座お持ちの方には手数料なしで送金できます)
Revolut利用時の注意点
Revolutカードで日本国内のATM引き出しはできません(2022/12時点)
RevolutよりWiseを利用するのがおすすめな方
- マレーシアなどRevolutが対応していない国に行く方
- 時間帯を気にせず両替したい方
- タイに旅行する方
Revolutで対応していない国に行くならWiseがおすすめです。
Wiseであれば両替できるのは53通貨。
手数料はかかりますが、現地の両替所と比べても格安で両替できます。
Revolutの登録方法
- 公式サイトからアプリをインストール
- アプリに入ってアカウント作成
- 本人確認
- アカウント登録完了
- アプリ内でカード発行申請
アカウント登録の完了までは数分。
Revolut公式サイトのアカウント作成に入って、電話番号を入力して送信します。
SMSに届いたリンクからアプリをインストール。
アプリからアカウント登録をします。
アカウント登録の本人確認では運転免許証かマイナンバーカードが必要です。
あわせて自撮り写真をアプリ内で撮ります。
アカウント登録が終わったらアプリ内でデビットカードの発行申請を行えばOKです。
Revolutのチャージと両替方法については別の記事でご案内します。
まとめ 不要な手数料はカットしてお得な旅を
数%の手数料というと小さい感じがしますが、積み重なればそれなりの金額に。
そんな手数料も両替方法を知っているかどうかだけで損せずにすみます。
Revolutに関しては無料プランでも十分に使えて、海外旅行に行くなら試して損はないです。
>>> Revolut公式サイト
お得なものは積極的に利用して、節約できた分を旅の楽しみに充てるといいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。